拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ
」のレビュー

拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ

八色鈴/ダンミル

ハズレ騎士と悲運の姫

ネタバレ
2022年5月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ これ、ヒーローがアホだったから、全てが悪く回っていったんですよね?
ヒロインの冷遇から死、嫉妬に暴走した友人の妹、愛人2号だった(ヒロインからすれば)修道女になった姉、全部、ヒーローが出来る男(この際、普通の男でもいーわ)だったら、序盤で全て解決してます。
ましてや、自分の愛する妻を死に至らしめた、後妻の座を狙う女なんぞを、いつまでも近くに置く意味が解らない。
私がヒロインなら、転生した後「どうぞ、愛人とお幸せにー!」って、こっぴどく振ります(笑)
こんな誰にでも優しい男、また愛人志願の女を「良い人だから」とか言って囲いますよ。
お話の本筋は面白くはあったけど、ヒーローが馬鹿過ぎたのと、いつまでもヒロインが黙ってたから間延びしちゃった感はあります。
お話を盛り上げる為だとはいえ、ここまでヒーローが愚かな小説も珍しいです。
ヒロインもよくこんなアホ男をずっと好きでいられたなぁ。
いいねしたユーザ28人
レビューをシェアしよう!