IS
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IS

六花チヨ

泣けました…

2011年6月12日
1~5話まで読みました。
半陰陽、両性具有という名前は知っていましたが、あくまでマンガなどでシャーマンのような神秘的な感じでの捉え方しかしていなかったことを恥じました。
同じ半陰陽でも、人によってそれぞれ違うこと、多分医療の世界でも、2000人に1人という珍しい症例故に研究が遅れ、結果的に作品に出てくるようにモルモット的な扱いで実に不用意な言葉を平気でかけるようなことが起きてる、多分今でも…などとということが胸に突き刺さります。
主人公のヒロミは、自分の体に悩み続け、小さい時に治療してくれなかった母を恨みますが、この母の葛藤や子を思う気持ちを知って、ある決断をします。
女の子として付き合っていた大ちゃん、ヒロミの秘密を知り、彼もある決断をします。
本当に、色んな人がそれぞれの尺度で暮らしていける社会になることを願わずにはいられませんでした。
まずは、私達個人の意識から、そんなことを思わせてくれた作品でした。
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