哀しい予感
」のレビュー

哀しい予感

吉本ばなな

色あせない物語

2022年5月13日
高校生の時に読んだ作品。30年ぶりに読んでみました。ずいぶん前なので、好きだったことやストーリーをおぼろげに覚えている程度でした。
冒頭部分から、映画のように自分の中にどんどん映像が映し出され、雨上がりの濃い緑のにおい、登場人物のまなざしや息づかい、追体験するような感情を感じられる、ばななさん特有の文章と空気感。
当時よりクリアに見え、30年経っても色あせない感動を体験できて、読んでる時間がとても心地よかったです。
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