国王陛下の逃げた花嫁
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国王陛下の逃げた花嫁

白金あろは/kuren/キム・ローレンス

伊達男好きな方に。

ネタバレ
2022年5月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 浮気に寛容で自分も浮気するを公言するヒーロー王と純真無垢な没落元令嬢主人公のお話。このヒーロー王、とてつもなく「王様」。もう本当にオウサマ。自分がこうと決めたことは絶対であり正義。完全に置いてけぼりくらう主人公哀れ…。そしてヒーローが手練れ過ぎて、主人公の処女も普通に自分の欲望の為だけにさくっと奪うし主人公とまともに会話しようとしないしでどうにも好感持てない……。一応女性向け恋愛小説だから「真実の愛」とやらに目覚めてからは主人公を溺愛しますがあまりにも予定調和…。しかしこの主人公、結局一切何もしていないのに勝手にヒーローに惚れられて妃にされてお家再興されて、物語とはいえちょっと都合がよすぎるかなと思いました。あまりにも女慣れしてるヒーローだから初心な主人公の初々しい反応が好きだったのかなぁ。「聡明さに惚れた」とか言ってるけどそれほど主人公の聡明さを伝える描写もないし、本当に玉の輿一目惚れ物語でした。あと王様の「~のだ」「~なのだ」の繰り返しがバカボンパパを彷彿とさせて少々馬鹿っぽく見え……
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