このレビューはネタバレを含みます▼
全255ページ、全て表題作。ゲイ美容師がとある雨の日に行き倒れのわんこを拾い、成り行きで身体の関係となって....という好みの設定と読みやすそうな絵柄に惹かれて購入しました。が、場面つなぎが不自然に感じられて、残念ながら合いませんでした。たとえば元カレと偶然再会したコタとマル。コタマルは仲良く同棲してたはずなのに、元カレ(元飼い主？)と偶然会っただけで話し合うこともなく、突然お別れ。3人が集っていた公園の場面から急にコタがひとりで家に帰ってきたシーンに移ったので、ページを飛ばして読んでしまったかと思いました。徹頭徹尾、ストーリーの繋がり方がスッキリしません。各キャラのモノローグが強く、モノローグだけでストーリーを進めていくところもあって状況がわかりにくい。読んでいてモヤモヤ。そういった場面転換が自分の感覚と合わないことが多く、題材として目新しいものはないはずなのに読みにくかったです。絵柄は好きでした。
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