子宮恋愛(分冊版)
」のレビュー

子宮恋愛(分冊版)

佐々江典子

赤ちゃんは。

ネタバレ
2022年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ まきちゃんをママに選んで宿ったけど。山手さんをパパに選びたかった。でも山手さんの子としては宿れないから…最悪なシチュエーションとタイミングではあったけど、恭一を介して、まきちゃんの胎内に宿った。と、勝手に赤ちゃん目線で考えてみた。
山手さんが辛い過去から踏ん張って、まきちゃんを離したくないと、言葉にするまでの静かな葛藤。
ここまで読み進めて、ようやくタイトルの意味を理解した気がしました。まきちゃんの心身が、毎月来る辛い時期を過ごしてた事も、恭一の浮気相手の身体の事も、全部、子宮を持って産まれた女だからこその出来事なのかな、と。全体にシリアスな物語かと思いきや、恭一が間抜けでアホ過ぎて!面倒ばかり起こすので頭が痛い…
まきちゃんには早く穏やかな気持ちで山手さんと過ごせるようになって欲しいです。
よりしま先輩にも、喪失感は消えないし癒えないけど、苦しみの辛い感情から、なんとか抜け出して優しい気持ちで生きて行けるようになって頂きたいです。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!