表題作＋短編2話

男の子の2人暮らしがとても微笑ましかったです。
完璧に見えてどこか抜けている所や、適当に見えて以外とちゃんとしてる所が一緒に過ごすことで分かっていき、正反対の2人が仲良くなっていくのがよかったです。

BLを狙ってるのか狙っていないのか、絶妙なラインで描かれていると感じました。
BL大好き人間ですが、BL以外のジャンルで急にあからさまにBLを匂わせてくると、BL層を意識して狙って描いてるのかと感じスッと冷めることがあります。
その点こちらはとても好感が持てました。

ここで終わりなの？という所で終わってしまったのが残念でした。入学式の春から始まり、夏でお話は終わりです。できれば一年の季節を通しての2人の暮らしが見たかったなぁ。
あと大食いキャラで定着してしまったのかどうか気になります。
続く短編2話も短いけどいいお話だったと思います。が、やはり表題作の続きが読みたかったと思ってしまいました。
全191ページ。
(半額セールで購入)