このレビューはネタバレを含みます▼
一度読んで長い間寝かしたままでしたが、作家さんの新刊が続いたこともあり再読しました。
絵柄が特徴的で好みはあるかとは思うけれど、日常BLではなく今回みたいな特殊な世界観には非常にマッチする作画だと感じます。
ヤクザ界のオメガバース…聞くだけで、血の気の多そうな空気感ですが、期待通りッ！
雄々しいΩのヤクザの跡取り義治と、幼い頃彼に拾われ義治の付き人になった真が番になるまでの話。
跡取り問題解決と組同士の繋がりの強化の為に、αを婿に迎えるべく、他の組のαと見合いを強行される義治。
義治はいかんせん、偉そうで上から物を言うαが大嫌いでお見合いは難航を極める一一
オメガバース特有の悲壮感はなく、自らの意志で人生を切り拓く力がモリモリの義治に共感しながら読み進められます。
かねてより、義治に想いを寄せる真が一途で漢気があり、義治にこれまた負けてない。真はα嫌いの義治にβと偽って側に居続けていた。また、お家騒動にも発展しかねない為、組内での番は基本的になしとされている。
見合いの進行と、２人の関係性、αとΩ
うっすらと先が読めるのですが、読めた上でもその期待を裏切らない満足感が十分に味わえます！
真の心情を深く知った上で、彼の決断や行動を見ることが出来るので、なかなかにジンワリさせられました。
基本に則り、オメガバースを堪能できるし、ヤクザ界の漢の不器用さ優しさ切なさに心打たれましたよー！
強いΩに、尽くすα…やっぱり、鉄板で好きだな♡
本日まで割引。
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