noicomi鬼の花嫁
」のレビュー

noicomi鬼の花嫁

富樫じゅん/クレハ

うーん。普通

ネタバレ
2022年5月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 特に面白いわけではない、けど特につまらないわけではないお話。家族の中で虐げられていた少女が、鬼の花嫁として見いだされる。鬼である青年めっちゃ強い。少女めっちゃ大事にされる。みたいな。今のところそんな話。ありがちっちゃありがち。

絵はキレイで好き。だけど、青年の表情や、そこからうかがい知れるであろう感情、あやかしの総領息子としての威厳を、漫画家さんの画力ではなく少女のセリフ“なんて優しい目…”“冷たい目…”で全て表現してしまってるので、なーんか盛り上がらない。漫画なんだから絵で表現してほしい。

主人公の女の子、彼女を花嫁として見つけ出し守ろうとする青年、その部下、親族、…全巻通じて感情表現があっさりしていて、今のところ共感したり、魅力的に感じたりする人物がどこにもいない。
もっと、かわいかったり、健気だったり、何か頑張ってたり、面白かったり、優しかったり、チャラかったり、読んでて共感したり、応援したい、頑張ってほしい、と思える話が読みたいなあ。この作家さんは何が描きたいんだろう。
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