ナイト・アンド・バレット 地上最強主従日誌
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ナイト・アンド・バレット 地上最強主従日誌

三上敬

推し活が推しを救うことがあるという神作品

2022年5月21日
中世が舞台。腕前ピカイチのゆるふわギャップ萌え騎士ダンテ(ゆるふわ例・従者に人を紹介する時「ジャン=ローランは、名前がジャン=ローラン」という薄い情報を自信満々で言う)と、ダンテ一筋のほぼ押しかけ従者ディミトリオスの話。
めちゃ笑いましたー。だけど笑いだけでは終わらない深みもあります。
ダンテは自分のイメージと現実のギャップから歴代従者と上手くいかず、騎士団内でも浮まくりで寂しい日々をのんびり過ごしていましたが、超強火ダンテ担のディミトリオスがやってきて、どんなダンテでもめちゃくちゃ推してくれることで色々なことが良い方向に変わっていきます。きっと時代背景は厳しいのだろうけど作品の中は優しい世界。推し活が推しを救う世界線。いやほんと丸ごと受け止めて応援されるってパワーみなぎるわ。
2人以外の登場人物がまた良い。だけど彼らが近づくには今ひとつ何かが足りなかった。そこを変えたのが従者よ!従者の推し活よ‼︎いつの時代も推しがいて、推し活がある。そうして世界が回っていたのだ!見つけたよ、真理。
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