19番目のカルテ 徳重晃の問診
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19番目のカルテ 徳重晃の問診

富士屋カツヒト/川下剛史

泣けた。。

ネタバレ
2022年5月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ どの話も医療者側、患者側について超リアルで深く刺さります。痛い、身体がだるいというだけで何科を受診したらよいかわからない。問診を身体だけじゃなくて原因、家族環境などまで聞いてくれるなんてこと大きい病院になればなるだけない。何話目かの話で、女性が全身の痛みを訴え、複数の病院にかかるが原因がわからないという。その訴えさえ疑問視されてしまう所に、仕事(通院で休まないといけない)も、お金も、気持ちまでもがすり減っていく。やっと徳重先生の診察で病名が解る。。というくだりがあった。自身も同じような経験をもつので、その不安と辛さ、病名がわかった時、これでやっと治療ができるという安堵感。思わず思い出して涙が出た。この作品が上位にくる理由わかる気がする。
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