pop one’s cherry【コミックス版（電子限定20P有償小冊子付）】
百合アズル
このレビューはネタバレを含みます▼
●二人のビジュアルがまず好きです。序盤の廉次がサクをひたすら虐めて揶揄ってる感じは少し苦手でしたが、幼い頃から積み重ねてきた二人の時間や感情に思いを馳せる展開、良かったと思います。レビュー拝見しますと、序盤がお好みドンピシャだと、逆に以降の展開が今ひとつに感じられるのかもしれません。当初の二人のイメージは、（私にとっては良い方向でしたが）どんどん崩れていきます。
●廉次はドS性癖全開だし軽いしすぐ茶化すから、本っ当に分かりにくい！でもそのぶん時々見せる優しく甘い表情が印象に残る。サクは廉次に対してだけ虚勢が張れなくなってぐずぐずに。それがなんでなのか分かってないんですよ…「廉次だから」なんですけど。
●ずっと二人、対等な親友でいたかったんだよね…。初めてバースが発現したときのサクの絶望感。廉次も自分の性癖と本能が暴発しそうなのに、それを抑えてサクに寄り添おうって思った。このシーン好きだなぁ…
●それからのサクはαに屈しまいとするけど、これも廉次と対等でいたいから。でも廉次にしてみれば他のαと一括りにされるのは悲しくて…。何度か読んでいると、廉次がすごく健気な奴に見えてきます。（他で性癖発散してきたのは目を瞑ってあげる…）
●ヒートのアクシデントから二人の均衡が崩れて、もう一度向き合ったことでもっと深い関係に…めっちゃ良かった！終盤は続編ありきの描き方でしたね。うなじの予約しちゃうし。気になる人物も…。きっと溺愛になるので楽しみにしてます。
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