このレビューはネタバレを含みます▼
継母の策略、婚約者の裏切り、大事に守ろうと頑張ってきた故郷の領地まで追われてクリスタは身一つで嫁入りしてきた…。深刻な始まりから一転、嫁ぎ先のお城はみんな超ウェルカム!!戸惑いながらも、温かい雰囲気に傷心が癒されていく。結婚相手の伯爵は、初夜にヒドイ扱いをしておきながら、クリスタのいない所では妙に挙動不審でコミカルだ。ふしだらで浪費家の女性だと聞かされていたのに、あまりにも違う清楚で美しい女性だったから。おまけに堅実で、伯爵夫人としてしっかりした立ち振舞い、使用人達にも優しい。まさに申し分なし!すぐにクリスタに魅了された伯爵は、自分のしたヒドイ行いをめちゃくちゃ後悔する。周りのフォローもあり、少しずつ距離が縮まる二人。ついに心が通じ合い、伯爵の仮面の秘密を共有する…。7巻まででこんな感じですが、これから波乱がたくさん起こりそう。最初、原作小説があると知らなかったけど、先を知りたくて読んでしまいそう。