育成スキルはもういらないと勇者パーティを解雇されたので、退職金がわりにもらった【領地】を強くしてみる
黒おーじ(GAノベル/SBクリエイティブ刊)/たかはし慶行/teffish
このレビューはネタバレを含みます▼
普通の人にはない魔法のようなスキル「女神の瞳」と「祝福の奏」を持ちながら勇者パーティを解雇されたという設定物語。作者の発想では両スキルが「育成」に特化したスキルとの思い込みがあるから解雇されることになっただけ。パーティの戦力として役に立てることができないのは単に発想が貧困だから。両スキルは使いようによっては育成にのみ特化したスキルではないチートスキル。作者の発想の限界が物語の限界だろう。
主人公や幼馴染の勇者が本当に望んでいるパーティ離脱であれば人生だからそれで良いが本当に望んでいないのであれば、「あの時は未熟だった」と早計な判断に至る未熟さも描いて言及しておいた方がしっくりくる。
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