蒼きバラのあやまち
」のレビュー

蒼きバラのあやまち

ロレイン・ヒース/皆川孝子

いろんな愛がたくさん溢れてる。。

ネタバレ
2022年5月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前作にも出ていた双子たちが主役。。
あらすじで、まず死んだ兄になりかわる、なんて不自然だらけになるだろう、と思いながらも、作者買い。
自分の葬儀をすましたところから始まる物語。
矛盾だらけ、かと思ったけど、そこまで気にならなかったです。若干、ん?って思うとこはありましたが。
秘密を見破る友人がいたことで、不自然さを解消。


兄が死んだことで動き出す封印した恋心。

だいぶ切なかった、兄の死がなければ、交わらなかった二人の愛。最初から、兄ではなく弟と出会っていれば、、、。いや、そしたらそれは破局していたかも。
死んだのが弟だったら、、、とか、もし、が止まらない。
ヒーローの兄への愛とヒロインへの愛が強すぎて、そして、産まれた兄の子への愛。
これほど誠実な純愛があっただろうか、ってくらい。

ヒーローの
クリスマスプレゼントのくだりは泣ける。
なにも知らないヒロイン、そして、全てを知ったヒロインの葛藤。一度はウソを突き通す判断をした二人。
でも、正しい道へと別れを選ぶ二人。でも、やっぱり二人で生きたい。。最後はハピエンです。
秘密のまま生きることにならなくてよかった。

最後の兄の遺言の伏線にまた泣けた、、、。
弟の愛同様、兄の愛も素晴らしかった。
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