なんかもうあーあって感じ。【コミックシーモア限定特典付き】
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なんかもうあーあって感じ。【コミックシーモア限定特典付き】

宮田トヲル

作品名を丸ごとレビュータイトルにしたい!

ネタバレ
2022年5月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●高校生男子めちゃくちゃかわいいな…!周りの友人たちも含めて、そう思わせてくれました。DKBLはこうでなくては。逆に言えば、すごく分かりやすいお話です。
●1話が急展開で、守谷がチョロすぎるんですけど、あとがきによると元々読み切りだったとのことで、そう思って読むとなるほどと思えます。(まぁでもその後も守谷はかなり一直線に多田に恋してしまうんですけど…)
●「恋人ごっこ」から始まった二人。守谷はどんどん本気になるのに多田はどこかふわふわ曖昧で。思いっきり甘やかすかと思えばふとしたところではぐらかす。守谷はもう「ごっこ」じゃ嫌なのに、多田は「ごっこ」のポーズを崩さない。
●多田の感情、すごく分かるんですよね。結果を簡単に出せる人は、結果にも過程にも興味がなくなる。大切なものを作らなくなる。何に対しても本気にならなくなる。作中では「手に入れてしまったら冷めてしまうかもしれない自分が怖い」とあったけど、こういう人は多分「本気で手に入れようとして失敗する」ことも怖いんだと思う。どうしたらいいのか分からなくなって混乱しちゃうのも、こういうタイプの人の特徴かなぁ…とか。(個人的な見解です)
●最終話ではデレた多田見られて良かった…「俺のでーす」とか「ただもりが公式」とか心の声もかわいい。素直に守谷を欲しがるのもかわいい。多田がそんなふうになれたのが、まっすぐで真剣な守谷のおかげなんですよね。王道かもしれないけど最後に「あーあ!」ってにこにこできるお話でした。
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