このレビューはネタバレを含みます▼
164p、表題作と他短編2作、描き下ろし。
表題作は小学生からの同級生の話。家族にも職場の人間関係にも恵まれないのにずっと寄り添ってきてくれた彼。なぜ側にいるかわからないの?という事から始まる新しい関係。寄りかかるのはそれは怖いですよね。色々、諦めながら生きて来たであろう彼の諦めたくないその関係への戸惑いと期待が微妙なセリフ回しに現れていた。良い作品でしたが作者様の独特な感性が私にはストレートに響いてはこなかったがまさに、タイトル通り「知らないこと」という感じで興味深くはあった。