緋の稜線【合本版】
」のレビュー

緋の稜線【合本版】

佐伯かよの

間延びした感じ

2022年6月3日
途中から世代交代というか、瞳子が主人公のはずなのにどんどん子供世代がメインになったのは残念だった。
瞳子や昇吾、寿々子や和音等が躍動している頃は読み応えがあっただけに、無理に子供達を主軸にしてまで続ける必要はなかったのでは。
そもそも瞳子だけでもあり得ないくらいに波瀾万丈な人生で、周りも結構ドロドロした相関図なのに、子供達までそれを踏襲する必要はない気がする。
ただ戦後日本の復興の流れというか出来事も散りばめられていたので、そうした復興の歴史を知る意味では良かったのかも。
瞳子世代で一旦区切って、続編として子供世代の話にした方がスッキリして読みやすかったと思う。
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!