ロング・ディスタンス・ロマンス
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ロング・ディスタンス・ロマンス

日月ニチカ

きゅん…!

ネタバレ
2022年6月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●総93P、短編3本です(目次ご参照)。現在単話版連載中の『ブルー・シーサイド・ドロップ』が先に気になり、レビューを拝見すると本表題作の前日譚だとか。それならば是非、と思ってこちらを手に取りました。
●表題作。私はこちらが一番好き!田舎町で付き合っていた清と寛太。清は就職で都会へ。寛太は高卒で家業を手伝ってるのかな。遠距離です。「過ごしている時間も、場所も、違いすぎる」というモノローグに胸がギュッとなる…
●あまりにも変わってしまった清に、目撃してしまった決定打に、もう無理だ…と感じる寛太。清を待つのは今夜が最後…と、ぐるぐるぐるぐる…そんな一夜のお話。寛太から清へのお仕置き(?)最高でした。7つはちょっと歳の差ありすぎな気もしますが…見た目同級生っぽいし。そのあたりの背景は『ブルー〜』に期待!
●『響谷くんと川辺くん』これこそ同学年(ですよね?!)に見えない…。いかつい顔してファンシー好きで虫嫌いの響谷と、かわいい顔でワガママ言いまくる奔放な川辺のドタバタな日常のひとコマ。
●『バレンタイン』遊びに行った白砂の部屋で、広江はかわいい包装紙にくるまれたチョコレートを発見。相手は誰なのか全然教えてもらえず、じゃあ…と「告白の練習」を促す。白砂の“告白”にひたすらダメ出しする広江。「それなら手本見せろよ」となり…高校生男子の両片想いもだもだ良いです!
●3本ともえっちはナシです。ホンワカホンワカ。
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