聖女じゃなかったので、王宮でのんびりご飯を作ることにしました
朝谷コトリ/神山りお/たらんぼマン
アサ
さん
(女性/30代)
総レビュー数:90件
このレビューはネタバレを含みます▼
異世界に召喚された側なのに罵声を浴びせられ、挙句聖女ですらなかったので料理チートしまくる話。
召喚した王族と仲直りして、作中に悪者がいないというのが珍しいかもしれない。
小説版だと文章の締めくくりが気になってちょっと嫌だったんですが、コミックだと説明文がないので純粋に楽しめます。
コミカライズに関しては言う事ないのですが、原作はやはり設定が甘い。未成年なのにアルコールに詳しすぎるし、いくら両親が酒好きでもこれは異常。ここに関してはリナは女子高生である必要あったのか、疑問。
そもそも味見をしてない(出来ない)ものを人に飲ませるのは常識がない。実際レシピ通りに作っても美味しくできない料理は結構あるのに…。
原作者は料理しない人なのではという他の方のレビューには私も同意します。
また、ネタバレになってしまいますが、ニンニク料理多すぎ。余りにもニンニクばっかり使うから、このイケメンたちの息は明日まで臭いんだなあって気になって仕方ない。
それと、シリアスとコメディの調和がとれてない。「心が壊れてもおかしくなかった」と、原作でちょいちょい出てくるが、ちょっとついていけない。突然シリアスぶち込まれても…。ってくらい置いてけぼり。
原作者、大袈裟な言葉を使いたがり。
前述の通り、文章構成が苦手だったのでコミカライズは素直に嬉しい。原作長いけど、頑張って最終巻までコミカライズしてほしい。
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