ヨイコノミライ [完全版]
」のレビュー

ヨイコノミライ [完全版]

きづきあきら

読後感はいまいちかな…

ネタバレ
2022年6月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 創作しない漫研サークルが、美少女によってクラッシュされる話。周囲は一昔前のようなオタク達への当たりの強さがあり、爪弾きされたオタク達の居場所になっている。
甘い夢を見て、自身に向き合えない部分に切り込んでいく美少女の思考は、確かに一理あると思いつつ読める。特に自立して自身と向き合い初めたキャラの成長は、読んでて面白かった。
しかし、基本は創れない側〜アマまでの話の為、創作者の苦悩や楽しみ…熱量感はスケールが小さく物足りない。一部のキャラは伏線か?と思ったが、回収されない部分もあった。
苦悩や人間関係も、幼い子供達の視点だな…まぁ高校生だからある意味リアルなのかな?と。

バットエンドに振るには、そんなに堕落しないし、けどハッピーエンドとは言いづらい、ので途中のワクワクから少しもやっとした読後感になる。
恐らくこの作品は、自身に向き合うことかなと感じるが、まるで向き合わないキャラもそこそこいて、あー…変化が小さい、現状維持も多いなという感覚も強いせいかもしれない。某紹介動画で胸糞と評されていたが、そこまでのモヤモヤ感はない為、気軽に読んでいいと思う。
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