IS
」のレビュー

IS

六花チヨ

我が人生最高の漫画✨

2011年8月7日
生まれて初めて、まぶたが腫れるほど泣きました。
「春」編の途中から涙が止まらなくなり、顔をぐちゃぐちゃにしながら、それでも強く惹き付けられたまま読みつづけました。
幼稚園の頃から30年以上…それは多くの漫画を読んできましたが、間違いなく、私の人生で最良の感動の名作です❗

この作品は、ISという、「男女」で区分された二元論をこえた“性別”(との表現は逆説的ですが💦)で生まれた主人公達が、悩み、苦しみ、それでも家族や友人や恋人の深い愛情に支えられながら自分らしさを失わず生きてゆく…という話を主軸に、周りの人々のエピソードも交えて進んでゆきます。

自分が心を動かされたのは、マイノリティとしての苦悩を背負った悲しみよりも一人の人間として前向きに生きようとする主人公を通じて描かれる「人生の意味」「生きる価値」「個性の違いを認め合うことの必然性」、そして、家族愛・友情・恋愛の全てに共通している「愛の絆」…。
悩みながら生きているのは過酷な運命を背負った主人公だけでなく、周囲の“普通“の人々もそう。
そして私達だって同様なのではないでしょうか…。

人は誰でも自分が大事で狡くて弱い。
だけれど誰かを大切に想い、想われる事は、確かで強いパワーになる。
…この作品から、生きる力を分けて貰えた気がします😶

名作ですが、そこにあるのはどこにでもあるような青春の日々ですので、肩の力は抜いてて👌😃
素晴らしい作品との出会いを求めている方には、声を大にしてオススメします。
お得な今、是非ともパック買いをして、心洗われる感動をどうぞ✨
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