「のぼせるからだ
」のレビュー

のぼせるからだ

ミナヅキアキラ

拗れる大人たちとかわいい高校生

ネタバレ
2022年6月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●作者さんの旧作を読み進めています。こちらは2010〜2011の作品。同時期同レーベルの他2作と比べると、“普通”な感じがしました。それも好きですけど!
●表題作:3話90Pほど。実家の銭湯の番台に座る書家の草羽と、銭湯に通う近所のパン屋さん鈴見。草羽が鈴見に一目惚れして、かなり強引にグイグイ迫る…んですけど、鈴見の本質を的確に見てるのが良かった。最初のひとことで、顔ではなく腕に言及したのが素敵です。(ふたこと目には顔だったけど…)
●「外見の良い人が中身に失望されるのを恐れる」という設定はよく見るかな?鈴見は愛されたい、でも怖い…それでも愛されたい。漏れ出るその欲に、草羽はますます鈴見に夢中になる。ラストはややあっさり?鈴見は草羽が自分の中身も見てくれてるって実感できたのかな。草羽にほどかれながら、鈴見が自分のこともっと好きになれたらいい。
●2本目:2話55Pほど。草羽の甥っ子晴日と、幼馴染みの蒼汰。ずっと一緒って言ったのに…ちょっとしたきっかけですれ違う。蒼汰の好きと俺の好きは違ったの?と悩む晴日がかわいすぎる。自分を避ける蒼汰の声、蒼汰の顔が、全然知らない人みたいで…読んでるこちらも胸がぎゅーとなります。無邪気な約束をしたあのときと同じお風呂の中で気持ちを伝え、そして触り合い…っていうのがとても良かったです。愛おしい〜!
●描き下ろし10Pは蒼汰と春日の後日談で、えっちをがんばるお話です(草羽の懇切丁寧なアドバイス付き)。ほんとかわいい。銭湯“草羽湯”を舞台にした2本、良かったです。
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