暴君、あるいは溺愛
」のレビュー

暴君、あるいは溺愛

篠貴よう/高田ちさき

相手を大切に守る気持ちにドキドキします!

ネタバレ
2022年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 進藤社長と梓ちゃんのドキドキの恋とお仕事が同時進行していくストーリーに引き込まれました。社長の言い方は最初きつく聞こえるけれど、言動から梓ちゃんに惹かれ、彼女を大事に想う気持ちが伝わってきて、ドキドキしてしまいます。
お互いに好きな気持ちがあって、せっかちな社長が2年もキスとハグだけで見守っているのも、梓ちゃんの気持ちを大事にして、時間を掛けて理解し合い歩み寄っているように感じます。
梓ちゃんの「周りを冷静に見る目」と「それをさっと行動に移す気遣い」ができる所を見習いたいなぁと思いますし、また社長は「判断」し「結果を引き受ける」プレッシャーを持って仕事をする孤独さや、会社を守り成長させる厳しさも有ると思うので、社長は梓ちゃんに様々な出来事を通して、仕事だけでなく精神的にサポートされているのを感じていて、「俺はお前がいいんだ」という言葉につながったんじゃないかな、と思いました。そして、この言葉はきっと、モテてしまう社長の傍で不安な時も梓ちゃんを支えてくれる一言になると感じ、ドキーン!と嬉しくなりました。加えて、社長にドレス姿を「きれい」と言われた時の梓ちゃんの弾けるような笑顔!!社長を大好きな気持ちに溢れていてこちらまで幸せな気持ちになります。
もし可能なら、勝手な妄想ですが、仕事で疲れてソファーで休んでいる社長を見て、梓ちゃんが膝枕で社長のこめかみや頭を優しくマッサージするような甘々な二人や、「自分の家で一緒に暮らさないか=結婚しよう!」のような社長も見てみたいです!!
また、チャリティーパーティーで、峰岸専務から周りの多くの方との関係を断つような言葉を掛けられて、梓ちゃん、どんなに苦しかったでしょうと辛い気持ちになりますが、今田会長(七福神様)の心に留まる梓ちゃんの温かい気遣いと進藤社長の行動力で、周囲の理解を得、ワクワクする未来を切り開いていってくれることを期待しています!→お話が気になって、原作を読ませて頂きました!梓ちゃんの「自分への好き」を確認してからの岳人さん(社長)の様子に、「梓ちゃんとの愛しい時間を少しでも持ちたい」気持ちがぐんぐん伝わって、読んでいてドキドキしました。コミックの続きも心待ちにしています。
篠貴よう先生、高田ちさき先生、何度も読み返したくなるような素敵な作品をありがとうございます!
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