このレビューはネタバレを含みます▼
毒義母と毒義妹の嫌がらせを受け続けたせいで、自己評価の低い、実は美人のヒロインは、精神的にも結婚に対するトラウマを抱えていて、義母と義妹の暴挙を全て受け入れるのが当たり前になっています。
それはもう、病んでる程に。
そんなヒロインを、粘りに粘って救い出してくれるヒーローは、とても素敵でした！
物語の９割は名作だったのに、ラストでいきなり義母と義妹が良い人？になってたのは、理由もなくて違和感満載。
お父さんも改心してたのはいつからよ？
全く助ける気、なかったくせに。
妹に至っては、この先もまだまだ新婚家庭に押し掛けて来て、ヒーローを狙ってそうで気持ち悪い。
そんな妹を「お姉さんが大好きなんだね」なんていうヒーローには、せっかくスパダリだったのにラストで大減点。
ヒロインがなんと言おうとも（これまで虐げられていたトラウマはすぐには改善されないと思うので）、そこは家に呼んで欲しくはなかった。
「私、やっぱり諦められないの！」（義妹）と言って迫りまくって嵌められて、ヒロインが「やっぱり妹の方が相応しい」とかいって去ろうとする未来が見えるようでした(笑)
あと100ベージは増やして、何故、義母と義妹が良い人になったのかをしっかり書くか、徹底した悪役にして制裁する場面を入れる方がスッキリしたのに。
物凄く良いお話だっただけに、そこが残念。
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