今夜ベッドで待っていろ
」のレビュー

今夜ベッドで待っていろ

斉川冬

しっかりした馴れ初めがとても良かった

ネタバレ
2022年6月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●長い間購入を迷っていて…ついに拝読。★も5か4か悩みました。最大の要因が二人のサイズ比で、立読みであまりにも体格差が極端では…?と思って…その違和感は結局ずっと違和感のままでした。もちろん現実世界でも体格の大小に悩んでおられるかたがいらっしゃるのは承知していますが、二次元でここまで…いやむしろ二次元だからできるのか…(混乱)
●極端すぎる体格差ですが、そのことが二人の馴れ初めにガッツリ関わっているのが良かったです。6話のうち、実にまるまる2話を費やして、二人の出会いから付き合うまで(小3〜中3)が描かれています。これがなければ、私の中で本作は★5にはならなかったかな。(友だちもみんな昔から良いキャラ!)
●陽太は、ただのあざとエロい子じゃないんですよ…。当時まだ小さくて体の弱かった景虎のことちゃんと気遣える男前で、(だからめちゃくちゃ景虎に好かれて、)バスケが好きで、でも身長が伸びなくて…。景虎はどんどん背が伸びて、バスケも上手くなって、スポーツ推薦の話まで出てる。そんな景虎が、ずっとずっと自分を好きだって言ってて…
●私自身も運動部だったので、二人の中3のエピソードは泣きました。陽太の涙につられて…。そういう馴れ初めがあっての景虎と陽太なので、俄然応援したくなる。陽太がもう一度泣く場面があって、そこでまた過去エピソードが活きるんです。リバの提案(?!)を陽太が却下する理由も良い。
●ずっと積み重ねてきた時間があってこその二人で、そう思えば極端な体格差も脳内補正できる!大丈夫そうなら是非読んでみて下さい。
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!