不可逆
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不可逆

RedHong/MuGongJin

後宮騒動+天人神話  72巻目

ネタバレ
2022年6月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作画担当の絵師はイラストの講師。
一巻平均すると60頁前後。
描写が丁寧で綺麗です。翻訳センス最悪だけど・・

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50: 「すぐ居なくなるつもりに見える」・・・★二か月ほど休載。
51: 9/16再開。//
56:不穏。「生まれた男子は、自分のこではなく、すり替え」だというサン。
57:カンが父を恋しがるので、サンは故郷に一時戻ることを提案。//
58:禁足令を解かれた、お頭が弱い人が、また騙される。

61:第一王子が毒殺され、実行犯の証拠を見つける
64:山は、第一王子の件は都合がよかったと川に伝える。また夢魔。
65:川が呼びかけ、ハンリョの夢魔から山を起こす。山がすりかえた紅実を知らずに食べる川。
66:月天人の兄弟の昔話。
67:政敵が娘に天人だと告げる文。留守中の館を探りだす。
68:天人であることを告げる前に、紅実を食べていたはずが、懐妊。
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70:ついに脈から妊娠発覚。身分はそのまま、廃墟化した冷宮に移動。サンは、紅実をすり替えていたことを秘密にしている、酷い奴。
71:カンは事情を告白。
72:貴妃が盗んだ手紙・・・★暫く連載休み


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一か月以上の休載中に、韓国語の原作を翻訳して読んだ。
コミカライズより、面白い。
漫画版が面白くなるのは、これから。

★レジンコミックスに「諸般の事情で休載」と告知あり。

小説版--
サンは、カンの素性を、カンの絵を見て気づいていた。
天人の恋人・ハンリョが生前に描いた同じ絵を、無意識にカンは書いている。

カンは、前世を覚えていない。
ハンリョは、神命の「治世」を果たしてサンの事を全く考えず、勝手に帰天。
サンは約束を守らず、勝手な帰ハンリョを許せない。

「不可逆」とは、同じ事を繰り返さない、という意味で、
カンが再生者であると分かった時、サンは二度と「逃さない」ように仕組む。

サンが尋ねても、カンは素性を白状しないので、
カンはまた帰天するつもりでいると考え、避妊薬の紅い実をすりかえる。
妊娠したカンを後宮から追放して、川の傍の離宮に行かせる。

カンの出産、故郷の義兄の謀反、養父の死、と物語結末の伏線回収が凄い。

時代背景は高句麗、周王朝時代の古い神話を参考にしたらしい。
和訳の小説版もいつか出して欲しい。
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