なかないひばり
」のレビュー

なかないひばり

ミナヅキアキラ

恋心を隠して、抱えた傷を癒やし合う二人

2022年6月20日
兄の死という罪悪感で繋がってしまった二人。恋してはいけない思いの苦しさ、それからの喜び。作者得意の清廉な空気感の描写が素晴らしいです。表紙と内容の構成が、少し「狐のよすが」に似ていると思ったのは、わずかに残念な気もしました。しかしこれのみの作品としての味わいは格別なものがあります。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!