初夜の翌日に離婚した没落令嬢ですが、何故か元夫につきまとわれています
葉月エリカ/ことね壱花
このレビューはネタバレを含みます▼
325ページ挿し絵あり。顔だけが取り柄の放蕩者?ヒーローとしっかり者ヒロイン。見合いで結婚したものの、父親の借金が原因で破談になったところから物語が始まります。毎日ヒロインの元に顔を出すヒーローは暇人なのかと思いましたが要所要所でヒロインを支えており、小説執筆を手伝うくだりで泣きそうになりました。小説の書き上げから結果発表までは一緒になってドキドキしました。【追われる騎士と捨てられ姫】が普通に作品として面白そうで是非読んでみたいと思いました。審査の邪魔をしたのが振られて逆恨みした印刷所のジャンというのが唸りました。上手い。いつもの葉月先生はエロ!って感じの作風が多いですが(それも最高なのよ)、本作はよく練られていて素晴らしかったです。ただ、父親があれで許されお咎め無しなのが腑に落ちなかった。呼び戻さなくても良かったのに。挿し絵は幼すぎて合ってないように感じました。
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