MILK TEA
」のレビュー

MILK TEA

熊猫

恋する顔は誰に向いて…?

ネタバレ
2022年6月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●少しずつ作者さん買いしてるのですが、拝読するたび好きになります。絵柄が独特なので最初なかなか踏み出せなかったのですが、今ではその絵柄にも、コマ割りやアングル、画面の切り取り方などにもハマってます!何より1巻の長さでドラマティックに展開するストーリーにはいつもため息。
●保にとっての成幸は、絡んでくるイジワルな歳上のお兄さんで、でも時々大人っぽくてかっこよくて…。無自覚かぁ…ずっと無防備にそんな顔を成幸に見せてきたんだね。
●成幸は、恋に落ちる顔を知っている。親友が幼馴染みに対して初めて見せた顔。それは自分には向かない。でも今、あの時の親友と同じような顔をして、彼の甥っ子がこちらを見る。会うたびに。
●少しずつ、サブリミナルのように二人が出会った日のことが描かれていくのがいい。成幸目線が最後に描かれて、そのときの二人の表情と駆け抜けた感情にめちゃくちゃきゅんとしました。“落ちた”瞬間。
●ベッドの中での描写が思いのほかえっちです。ヒロが絡む場面とのギャップ!この振り幅がまた良い。ヒロは展開に必須のキャラクターではなかったかもしれませんが、絶対必要なマスコットでした!
●当時は20代後半と中学生…?!とか、なんでヒロだけ関西弁なん?(かわいいけど)とか、ヒロ3歳児くらいでは…?とか、ツッコミどころ諸々あるにはありますが、読んでるときは全然気にならないくらいお話に引き込まれていました。良かった!
●2巻はほんの8Pの番外編ですが、ほっこり。
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