青空を飲みこんだ化けもの
」のレビュー

青空を飲みこんだ化けもの

茶古ねぢを

「その先」も読みたくなるCP

ネタバレ
2022年6月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題対象作品です。
まだ外国人が珍しい時代っぽい雰囲気のお話し。明らかに日本人とは違う色素で生まれてきた史朗は、小さな頃から蔵にいれられ、人目につかぬよう育てられてきた。
そこからだいぶ大人になり・・・・世話係の婆やが腰を痛めた事をきっかけに、世界が変わってゆきます。婆やの孫:大吾と勇吾・・2人の元気で明るい兄弟が史朗に生きる意味と外の世界を教えてくれて・・・そんな内容のお話しなんですが・・・もちろんBLなの大吾との初めてのエチもあります(^^ちょっと白抜き過ぎてよく解らないのがとても残念だったのですが・・・割とガチムチ系💕
蔵に閉じ込められていたものの、疎まれていたわけではなく「守る為」だった・・と、決して親の愛情が無かったわけではないと、作家さんのあとがきにはあります(^^史朗が優しい性格なのはそのおかげなのかな。確かにちょっと、作品だけでは足りない背景があったかな・・・とは思いますが、あとがきを読む事で補足がされているので「描きたかったこと」が解ってちょっとスッキリな感じでした。
蔵から外へ出られたのは、時代が変わったのか・・・それとも大吾と勇吾が「気にしない」性格だったからなのか・・・そこもちょっと気になったなぁ・・・
内容はとてもステキだったので、この先もっともっと成長できる作家さんなのではないかな・・と思います(^^画は間違いなく上手いし魅力的です♪
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