初出版作品とのこと





2022年6月25日
あとがきを先に読みました。この作者さんの初出版作品とのことで、ソーニャ文庫の番外編を見ても、2013年であることが分かります。
断罪の微笑という悪意と呪詛を飲み込ませ、徹底的に痛めつける前編から、真相に気がつき、取返しのつかない自分の罪悪に、立ち向かおうとしていく後編のクライマックスまで、ほんとうに面白かった。
ヒーローのヒロインへの仕打ち、ヒーローが盗賊となり人の命を極悪に奪っていたことを責めるレビューも多いので、それも分かりますが、お互いの原罪のような重荷を自覚し、認め合い、受け入れ、「生きようする」ことの重要さが圧巻の作品と思います。
断罪の微笑という悪意と呪詛を飲み込ませ、徹底的に痛めつける前編から、真相に気がつき、取返しのつかない自分の罪悪に、立ち向かおうとしていく後編のクライマックスまで、ほんとうに面白かった。
ヒーローのヒロインへの仕打ち、ヒーローが盗賊となり人の命を極悪に奪っていたことを責めるレビューも多いので、それも分かりますが、お互いの原罪のような重荷を自覚し、認め合い、受け入れ、「生きようする」ことの重要さが圧巻の作品と思います。

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マロン さん
(女性/40代) 総レビュー数:0件