このレビューはネタバレを含みます▼
「俺の胸でおやすみ」のマキノ&春臣の先輩カプのスピンオフ作品。完璧な仕事ぶりでオーナーの再来と言われるH&B商会のエース 望と、同い年だけど後輩で胸板ムキムキの竜郎は気心が知れた同僚。望はオーナーの願いで或るクライアントの専属となり会社を離れたが、上手くいかず戻って来る。エースの抜けた穴埋めに奔走したが力不足だった竜郎、契約解除された望、孤独を深めたクライアント、オーナー 4人それぞれに傷を遺す事に… 相性や求めているものは人それぞれで、故にマッチングは難しい。睡眠アシスタントと云う特殊なサービス業で返品されると、自分を否定された様な気持ちになって凹むだろうな～😔 心中お察しします。2人で久しぶりに本音で話しているうちに、つい口を滑らせて「好き」と言ってしまう望。竜郎に心を解放していたのよね。しかし秒で「忘れろ」と突き放し「好きじゃない 好きになりたくないだけだ」と自己暗示をかけ、催眠術から123パチン♦で目を醒ますように素早く切り替える。職場恋愛タブーな社風と公私混同したくない高いプロ意識故に、自分の気持ちに蓋をする望が切ない… でも体は無意識に反応してしまう。コップから水が溢れる寸前なのです。そして、開き直った望の「悪いと思ってるならぎゅっとしろ！好きなんだよ！」のカッコよさ潔さ意地らしさにギュンです😄 もうブッ刺さりですよ！「ホントはずっと おまえとキスしてみたかった」なんて、あんな顔で言われたらタガが外れちゃうよ～。身も心もほどけて抱かれるシーン、素敵です。ソノオ先生の描くHシーンは決して情報量が多い訳じゃないけれど色っぽいんです。受けが上気して感じて幸福感に満たされていくのが伝わってきます。クリムトの「接吻」の女性の様です。後半にいくにつれ竜郎の肉体美と包容力に惹かれていきました。望と結ばれたあとは確実に男っぷりが上がってましたよ～！色気マシマシ⤴ エースで周囲の期待に応えプライドを持って仕事をして来た望が、唯一 気を抜く事が出来る相手。胸に顔を埋めてリラックス出来る相手。ずっと一途に想い続けた相手。きっとそれだけの価値がある男に違いない。私には、初めから相思相愛だったように見えますよ。竜郎が望に抱いていた「憧れ」の影に「好き」が隠れていたんじゃないかな～って 思います😊💕
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