このレビューはネタバレを含みます▼
俺様ヒーローがお好きな方には結構おすすめできるかもです。かなりなオレ様なので…。どうしても腑に落ちなかったのが、ヒーローが主人公と出会った時、明らかに知人といわんばかりの態度だったのに、どうして主人公は「記憶喪失になる前に出会っているのかも」と考えずに完全拒絶したのでしょうか。あの時点で記憶喪失であることを伝えていればこんなに拗れなかったのでは?主人公が自分の記憶喪失を無視して「人違いです!」を連呼するのは矛盾している気がしました。ヒーローもヒーローで、当時10歳の名も知らぬ少女を探すためだけに190人の若き国民の3年と処女を奪うって変態通り越して狂気なのでは。ミシェルじゃないってわかった人をも3年拘束する意味は?主人公にターゲット絞ってからは一途に見せかけてますが主人公が言っているようにミシェルとセシリアが別人だったらどうすんだよと。勝手にミシェルと断定してるけどあとでミシェルが出てきたらセシリア捨てるんですかね。それとも両手に花するつもりだった?記憶が戻る前に手を出すのはなぁ…色々と、主人公が悩もうが苦しもうが自分の為だけにそばに置くタイプのヒーローなのでちょーっと鬱陶しかったです。あそこまで行くとただの自分勝手。ヒーローも主人公もなんだかなぁって性格だったので読んでいて苦痛でした。