龍神様にお嫁入り
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龍神様にお嫁入り

いけがみ小5

穢れた龍神に信心深い狛犬がお嫁入り

ネタバレ
2022年7月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 山を守護する龍神・棕櫚×薄幸の狛犬・石蕗。母を亡くし、妾の子として神使の狼家で使用人として世話になっている石蕗は、我儘な狼家の長女の代わりに山神に嫁入りすることに。幸薄く信心深い健気な狛犬が、龍神の穢れを祓い溺愛される全2巻。とにかく石蕗が不憫で不憫で、棕櫚に愛されてる姿にほろり。1巻が総152P、2巻が総153Pと値段の割には短めだけど面白かった!不幸な境遇でも心清らかに育った石蕗がほんとにいい子で、棕櫚と棕櫚に仕える使君子&冬青との暮らしが穏やかでほっこり。異父姉の銀扇が、悪役として申し分ない清々しいほど嫌な女。相応の報いを受けたのはいいんだけど、結局こいつのせいでなあ…。寂しさは残るけど、愛し愛されてずっと幸せに暮らせますように。父はどうでもいいけど鈴懸は気になってたので、カバー下でほっとしました。
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