地上100メートルで、逢いましょう
」のレビュー

地上100メートルで、逢いましょう

マミタ

ガラス越しの二人がめっちゃいい!

ネタバレ
2022年7月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●中編が2本。ページ数は目次をご参照。「渉×三井田」の番外編は13P、電子限定「環×陣」の番外編は10Pです。
●表題作がめちゃくちゃ好き!!大企業の若社長・環とそのオフィスビルの窓拭き職人・陣。ガラス越しの…というのが素敵。環も陣も、ガラスの向こう側に自分とは別の世界を見ている。
●顔を合わせて話してみても異次元のような噛み合わなさ。環のアプローチはことごとく的を外してしまい…。でも、とにかく本気だと伝える。陣も、環の本気を感じ始める。
●初めてのお泊まりのときに、環が陣をペタペタスリスリと触るのがかわいかった。ガラス越しだった二人が布さえ纏わず肌で触れ合う愛おしさ…!ガラスを挟んだ表現と、それがこうやって回収され、最後にまたガラス越しに…というのが良かったです。
●2本目はBLゲーム会社の24歳営業の渉と39歳新人ライターの三井田。童貞だから濡れ場が書けない、ということを渉に告白すると、実践してみようという流れに。キスからえっちまであれよあれよと…
●三井田はここから渉への感情が動き出す感じですが、渉はいつから…?求人の貼り紙のところから?(だとしたら一目惚れ?でも三井田が文字書きって知らないよね…?)でもその貼り紙が二人を繋ぐ“運命”だったのは間違いなさそう。
●三井田がズブズブに惚れちゃって渉の顔も見られなくなる後編、部長がナイスアシストです。表題作では秘書の滝山がアシスト出してましたし、女性がいい仕事してます。
●どちらも短めなのでアッサリ感は否めないですが、その短さの中で良い感じにきゅんが詰め込まれてると思います。番外編はどちらも「写真」をテーマに。絵も綺麗で満足の一冊でした!
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