DESTNIY✨

2022年7月7日

高山先生の作品はハートフルで、読後感はいつも優しい幸福感に包まれる。本作も例外なく、そして最高にステキなエンディングだった。五体満足といわれる者が、自分の意志に関係なくその機能を奪われる...自分に置き換えればそれは奈落の底だ。そして自分が望まない、増してや選べなかった過去もまた奈落の底にある。主人公二人は互い立ち位置が違うものの、その「底」から這いあがってくる。そして必ずどちらかが「助け手」であることの意味。物語の後半でヒーローに奇跡が起こるのがちょっとHQくさいけれど（笑）運命としかいいようのない二人の絆、それ自体が奇跡だと思う。本当にいいお話しでした。

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understand119 さん

(女性/50代) 総レビュー数：867件

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