ヒスイと木霊
」のレビュー

ヒスイと木霊

猫太シロ/オイナリ

ほのぼの…

ネタバレ
2022年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●各24P×6話。山の神ヒスイと、赤子のときにヒスイが拾って育てた木霊。木霊はいつからかヒスイを家族のようには思えなくなって…という王道ストーリーです。
●幼い頃、ヒスイを「とと」と呼んでいた木霊がかわいい。自分の出生を知ってから「カミ様」と呼び名を変え…唯一の存在になる。ヒスイが木霊を手放したくないと思うのは恋慕の情なの??家族愛を飛び越えるほどの感情が見えにくい…。どうしてもこの二人と性欲が結びつかなくて、最後のえっちはなくてもよかったんじゃないかなぁと感じてしまいました。
●ヒスイが子ども(?)の頃に出会った人間との別れも、引きずり方があまりピンとこなくて…。死別が悲しかったのは分かる。「守れなかった」というのは…?例えば自分と関わってしまったことで命を落としたということなら、後悔や自責の念も渦巻くだろうけど…
●ヒスイがあんまり神様らしくなくて、神様設定でなくても良かったのでは…などと思ってしまいました。天狗の方が厳かな感じがある(笑)最後木霊がヒスイを「ヒスイ」と呼ぶのですが、そこは「ヒスイ様」でお願いしたかった…(個人的な好みの問題)こういう少しずつピンとこないところがあって、うまく物語に入り込めませんでした。
●でもヒスイと木霊の関係はすごく温かくて、多分木霊の方が先に歳を重ねてしまうんだろうけど、末長く幸せに過ごして、もしかしたら何か奇跡が起こってるかもしれません。
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