このレビューはネタバレを含みます▼
家庭環境が複雑な尚人を、子供の頃から守ってきた幼馴染みの創。2人にしかわからない、深くて強い絆があったのでしょう。それが恋愛感情へと変化し、明らかな両片思いでありながら、途中すれ違ってしまいます。が、気持ちが通じ合ってからのあまあまな雰囲気は、ごちそうさまですと言いたくなりました。尚人の母親との再会シーンは、思わず泣いてしまいました。尚人も一緒に連れて逃げてくれていたら、あそこまでひどいことにはならなかったのにと悔しい気持ちもありますが、母親にも事情があったのかもしれません。いつでも尚人の隣には創がいたからこそ、ここまで生きてこられたんだね。