このレビューはネタバレを含みます▼
●表紙とタイトル、絵柄に惹かれて手に取りました。あんまりしっくりこなかったので、私の感覚がおかしいのかも…すみません。本文37Pもあれば、もっといろいろ描かれていてもいいのになと思いました。
●釜地の心情は丁寧に描かれています。ラムネになぞらえられて。本当に“シャララ”という感じ。キラキラしています。出会いのシーンと、ラムネのビー玉がポキュンとビンの中に落ちるように恋に落ちる表現が好き。
●でも全体的にふんわり。このふんわりを味わう作品なのかな…。釜地が陽キャラなのか陰キャラなのかもあんまりピンとこない。(詩的な感覚を持ってることは分かる。)鈴屋を「スズ」と呼び、ノリで抱きつく、その関係は何なの?(友だち??)
●鈴屋のことはもっとふんわり。でも、釜地が鈴屋の心を癒してくれてたのは読み取れる。釜地が大事に取っていたラムネのビンに、鈴屋は何を感じたのかな…。お互いに、ひと夏の関わりで終わりにするのは嫌だなって思ってたのかな。
●皆さまのレビューを拝見するに、この雰囲気が作者さんのカラーなのでしょうか。以前『のみ×しば』の試し読みをしたときは、こんな感じではなかったような気がするけど…。あまり乗り切れなくて申し訳ない…。