真綿の檻【マイクロ】
」のレビュー

真綿の檻【マイクロ】

尾崎衣良

人生が詰まってる作品♪

ネタバレ
2022年7月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 経年で親子関係って逆転する時期が来ますよね。縁があって親子になったけど、それぞれがそれぞれの生き方ができる「人」なので。ちっちゃくても年を重ねて逆に物事忘れっぽくなっても「人」としてそれぞれが自分の人生を生きていく。そこで困ったり楽しかったりは家族として共有しながら生活していく。そしたらみんながもっと幸せになるんだろうけど。
確かに弱そうなところに鬱憤はらす人もたくさんいるなぁ。その人も「人」でどんな地位にいようが有名人だろうがお金持ちだろうが同じ「人」で同じように生きてきて死んでいく。親子だけでなく、人に上も下もないはずなんだけどね。
上下関係を作りたがる人が多くてマウントなんて言葉ができてる気もする、そんな世の中になってるってことか。
娘さん、ご自分を理解してくれる人がいない家族という大きいようなちっちゃな世界でいろんなこと見ながら考えながら成長したなぁ。
娘さんの言葉で気がつくことが出来たお母さんの人生、これからとっても潤うんでしょうね。
自分をしっかり持って生きていきたいなと思いました。
すごく勉強になる素敵なお話でした。ありがとうございます。
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