妖精のおしり
」のレビュー

妖精のおしり

日野雄飛

お尻!!&作家としての葛藤

ネタバレ
2022年7月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題にて。表紙のお尻に惹かれて読みました。レースのおパンにプリプリの褐色のお尻!もちろん太もももムッチリしてて、私ってば攻めの好みと似ているなとニンマリしましたね。

小説家の壮×リャナンシーという妖精のキラン。
リャナンシーというのは、人間の男性の前に現れる理想の見た目をした妖精で、詩や音楽の才能を与える代わりに精力を吸い取られ短命になるというもの。
壮もキランと交わったあとはインスピレーションが湧き創作に没頭できるのですが、それで短命になったしまうのはどうなのか、自分の才能ではないものを創作するのはどうなのか、と哲学的に葛藤してしまうあたり物書きらしいなと感じました。
ただのクズならこんなに悩まないですもんね。
ゲーテの詩が効果的に使われていてストーリーの深みを増していたと思います。
キランのおせせ中のセリフがまるで官能小説のようで、そこも注目ポイントですね!普通お尻のことを洞窟や壷に例えないでしょ。笑
本編の後の4コマやあとがきも、裏話があったら面白かったです。特に、女性のインタビュアーに親近感を覚えました。笑
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