このレビューはネタバレを含みます▼
言葉足らずが過ぎるわばっかやろう!!!!!!!!!(大歓喜オブ大歓喜)という感想しか浮かびません。最高すぎます。大好きです。
B(僕が)S(先に)S(好きだったのに)が性癖の私からすると、珠玉すぎる作品でした。心身共に傷つけることでしか榊を縛り付けることが出来ない言葉足らず代表のような顔面の良い闇属性男子の西と、誰にでも分け隔てないが間違っていることにはきちんと声を上げられる真っ直ぐで心優しい光属性女子の橘ちゃん。橘ちゃんひたすらに可愛い。西は愚かすぎる、顔面が良いの悔しい。
西しか知らない榊が、橘ちゃんという光に出会う物語です。西しか知らない、というのも西の重すぎる愛によりそう仕向けられて今に至るわけですが、榊はまったく気づいていません。「榊と一緒にいたい」と思う気持ちは西も橘ちゃんも同じはずなのに…むりやり縛り付けるなんて真似はせずほんの少しでも言葉で伝えられていたなら関係は変わっていたような気がして仕方ありません。傷つけられることを受け入れた榊にももちろん問題はあるのでしょうが…いやでも2人とも寂しさを抱えた幼い少年だったからな…なんも言えねえや…と、一読者はそんな気持ちです。
3人が選択する未来はどんなものなのか、とても気になります。3巻を楽しみにしております。