犬と屑
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犬と屑

朝賀庵

壊れてるけどそこに愛はある【完結追記】

ネタバレ
2022年7月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ いつも完璧で飄々としていてややクズのイケメンな幼馴染の秀司と比べられ劣等感を抱えて生きてきた主人公の陽真は秀司の彼女の鷲見さんがずーっと好きだったけど、その後秀司と鷲見さんは結婚し陽真は普通にフツフツと暮らしてたら鷲見さんに偶然再会してそこから色々あって鷲見さんと暮らすことになるが…というストーリー。とりあえず秀司と鷲見さん夫婦の問題から派生してどんどんと周りを巻き込み闇が生まれたり闇が明かされたりめまぐるしく展開していくのが本当面白い。程よくみんな壊れてるw 唯一まともなの秀司の後輩の糸魚川くんだけw まぁそこまでドキドキはしないしサスペンスってほどでもない話。ただ人間のサガと闇とそれに相反する愛情だったりとすごく人間臭さが各キャラから出てるなーって作品。鷲見さんと陽真は一緒になって良いと思うよ、それが秀司の希望でもあるんだろうしそれが秀司の鷲見さんと陽真への愛情だと思うし。あとはこれは私見だけど、ものすごく愛してるけどめっちゃくちゃ憎い夫が死んでくれるってある意味すごく嬉しい?と思う。こんなに愛してるのに憎くてしょうがなくてでも別れられない辛さが一生続くと思うならやっぱり死んでほしいって思ってしまうもの。ある意味鷲見さん幸せよ。このストーリーの主人公は陽真なので私は彼が鷲見さんと幸せになってくれればそれでいいかなと。しかしこの作者さん「さっちゃん僕は」の描いてる人なのね。そしたらクセのある終わり方になってしまうのかもなぁ。普通にハピエンでいいんですけどw 【追記】終わった!普通のハピエンだった!w 陽真と鷲見さん幸せで良かった!執着だったと気づいた鷲見さんは本当に愛してるものと幸せをきちんと手に入れてたし、陽真も腹括ってきちんと受け入れて素敵な家族になってた!ホッとしたw
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