繊細な描写が素晴らしい





2022年7月17日
表題作とスピンオフの2作品が収録されています。どちらのお話もかなり好きですが、表題作のタイトルの意味を知った時、あまりの健気さに「うおお」と唸ってしまいました。スピンオフが先に、表題作は後に載っているのですが、2つの作品は時系列が重なっているので登場人物たちの感情が作品を超えて絡み合うストーリーも面白いです。また、思春期の繊細な心理描写やキャラクターが深掘りされているところも素晴らしく、不整脈を疑うくらいきゅんを堪能できました。この作品を読んで麻生ミツ晃先生のファンになりました。

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