キミドリ
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キミドリ

仁嶋中道

どことなく惹かれるキミドリ

ネタバレ
2022年7月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 221p、全表題作、描き下ろし、カバー下、電子限定描き下ろし。まず、表紙の黄緑の差し色の美しさ、インパクトの強さ。ふらふら〜と引き寄せられる。緑や黄緑の瞳というのにも弱い。ウチの猫も黄緑だった、懐かしい‥っと、脱線。菖真の真っ直ぐな性格、友人達も良く理解していて押したり引いたりが微笑ましい。こんな友人関係良いな。そして、そんな菖真にロックオンされた瑛。ずっと心を閉ざして来たけど菖真の無頓着とも思える位ぐいぐい来る反応に戸惑いながら絆されていく。キミドリ〜の回収もそうきたか、とニヤリ。
この作品を読んで、自分は黄緑や緑のインパクトのある表紙って好きなんだと気付いた。内容は好きだしキャラも皆、良いがどこか何かが足りない感じがある。終わりに向けて話を纏めようと走りすぎたのかな?フワフワっと纏まった雰囲気が少し気になったがそれを以ってしても全体を通して好きな作品。キミドリ、良い。
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