このレビューはネタバレを含みます▼
これは15年以上前の作品なので、ヤマ場に向かう大きな事件がホスト同士の嫉妬や勢力争いというのは、一読した時は正直「今読むには古いかなぁ」と感じました。(当初から読んでいたファンの方、すみません!)でもス◯バっぽいカフェも含めて、発表当時は凄くタイムリーな舞台設定だったと思います。何より主役級の登場人物たちが魅力的なので、試しに次の「白露」を読んだらそこからハマりました!この1作目では、龍一郎が、助け出した幼い颯太のパジャマの背中の竜のアップリケを見て感無量になる場面が、私的には最高です。私は痛いの・グロいのが何より苦手なので、獣シリーズは避けていますが、「獣」の始めの3冊以外は、「龍竜」「東西」とシリーズを読破、そしてレビューを見ながら「東西」に絡むあまり痛くなさそうな「獣」シリーズを少し読んだところです。とにかく、登場人物と彼らの心の繋がり、そしてストーリー展開がとても魅力的です。