このレビューはネタバレを含みます▼
ヤクザ系は苦手な部類なんですが、鳥丸先生ならあまり重苦しくないのでは?と思ってました。唯一読んでいた「俺の陥没…」が、可愛い系の綺麗な絵で、始終ラブラブなストーリーだったので。ヤクザ世界の抗争を軸にハードな内容ですが、胸が痛くなるような重苦しさを感じることなく読めました。
7年前から記憶喪失のランは記憶を取り戻したくて、昔親しかった晃が、7年の刑期を終え出所するとすぐ、晃の元を訪ねます。晃には冷たくあしらわれるものの、晃が自分にとって重要で特別な存在だったと感じます。晃が刑務所に入っていたのも、ランが記憶喪失になったのも、7年前の出来事が原因で、それが7年経っても、またヤクザの世界の中でハードに動くのです。そんな世界で、ランは晃を求めて、晃はランを守ろうとする。晃を好きになり、ランがはじめて死にたくないと思ったのはうるっとします。ホントに好きで、忘れていた時もずっと好きで。文字通り命をかけてるんですね。
タイトルのインディゴの意味(理由)を、理解出来なかったのが、残念。巻末のキャラ設定でも、カラーが青なのはランの組長だったし。ヤクザの時はスーツで、プライベートな時(ラブモード)はデニムだから?