黒い聖者は甘く囁く
」のレビュー

黒い聖者は甘く囁く

サガミワカ

一癖も二癖もある主人公で面白い

2022年7月23日
「黒い聖者は二度笑う」の続きですが、
気づかずこれを先に読んでしまいました。

通常だと「?」となると思うのですが、
意外やこれから読んでも私は大丈夫でした。

過去を前提とした描写もあるのですが、
人物設定を作りこんで描いてるんだなぁと思ったくらいで、
後で「二度笑う」を見つけて驚きました。笑。

美形で(表向き)優しく皆から慕われる神父のサイコパスな本性とのギャップと、
そんな神父に危ないと思いつつ惹かれてしまう若手刑事の駆け引きが面白いです。

「くちづけは嘘の味」の槙尾もそうですが、
一癖も二癖もある主人公を登場させた時のサガミワカさんは、
予測がつかないキャラの動きでストーリーがよりキレキレになり面白いです。

総196ページ(描き下ろし6ページ、電子限定描き下ろし4ページ、
あとがき1ページ、カバー下4コマ1ページ)
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