このレビューはネタバレを含みます▼
やっていいことと悪いことがある…
やっていけない事だって分かってんだよ、この子達は。弁護士さんよ。
何年間もここまでの事され続けてきてもずっと耐えてきたのは、子供達が父親に手を出さなかったのはそういうことでしょ😠心の中で何度も父親を殺してきたんだろうなと思う。
読んでいて涙が出た。
今まで辛かったね、頑張ってきたんだね、誰も気付いてあげられなくてごめんねって誰も言わないのかな。
周りもあれ?って感じることはあってもそのまま。警察に父親にされた事を話しても聞き入れない圧力上司の警察官とあすかちゃんから逃げた部下の警察官。結局誰も介入しなかったじゃないか‼だから子供達が行き場を無くした結果こういうことになったんじゃないの?
天真爛漫な螢ちゃんがご近所のおばさんや配達のおばさんにぽろっとお父さんの話でもしてれば行政ももっと早く動いてくれたかも…なんて思いますが。
母親登場ですね。辛い目にはあってたんだろうけど、捨て台詞吐いて子供を見捨てたもんな。子供と会ってもばつが悪いんだろうな。
私も日頃子供に口やかましくなります。感情的になってしまうこともある。(ご近所さんに通報されてないかな)でも子供も自分の主張が出来る様な年頃になってきました。おかしな主張もしてきますが、なるほどと思わされる主張も。成長したなと嬉しくなります。
裕福な子供だけでなく、貧困に苦しむ子供、親の愛情不足、いじめなど苦しい思いを受けている、言えずにいる子供がこの世の中には沢山いると思います。どの子供達にも明るい未来が、そして幸せな人生を送って欲しい。こういう子供がいなくなるように。そう願わずにいられない作品でした。